不定詞の解説3(形容詞的用法、副詞的用法)

不定詞最後の解説になります。

まずは形容詞的用法になります。以下が例文です。

I want something to drink. 「僕は飲むための何かが欲しい」

不定詞部分が「to drink」「飲むため」のになります。

形容詞とは名詞を修飾するものです。今回の例文での名詞は「something」にであり、何かを修飾しています。

ここでは不定詞部分の前に名詞があり、不定詞がその名詞を修飾している場合は形容詞的用法であるということを理解してください。

次は副詞的用法です。以下が例文です。

We studied very hard  to pass the exam. 「試験に合格するために、僕たちは一生懸命に勉強した」

今回は「to pass the exam」「試験に合格するために」が不定詞部分であり、「勉強する」を修飾しています。

副詞的用法は3種類の用法の中では1番見分けがつきにくいものだと思います。そのため、どうしても見分けがつかない場合は消去法で副詞的用法である事を確定させましょう。

まずは不定詞部分以降の文を省略しても文として成立するかという点です。

例文を用いると

I want something.

We studied very hard

どちらも文として成り立っているのでこの時点で形容詞的用法、副詞的用法であることが確定します。

ここから注意ですが、不定詞の前に名詞があっても副詞的用法である場合があります。

He arrived at the station to find nobody there. 「彼が駅に到着するとそこには誰もいなかった。」

上記の例文ではstationという名詞がありますが、不定詞部分は「誰もいなかった」という意味なのでstationを修飾しているものではありません。

このことから

①「不定詞部分を省略した場合文として成り立たない」=「名詞的用法」

②「不定詞部分を省略した場合文として成り立つ」=「形容詞的用法」「副詞的用法」

③「②+不定詞の前が名詞でない」=「副詞的用法」

④「②+不定詞の前が名詞である(名詞を修飾してる)」=「形容詞的用法」

⑤「②+不定詞の前が名詞である(名詞を修飾していない)」=「副詞的用法」

言葉に表すと少しめんどくさいですが、慣れれば即座に判断できるようになりますのでそれまでは上記の条件で判断をするようにしてください。

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